2021年4月 1日 (木)

モーグルがまだ日本ではあまり知られていなかった

1990年代に注目されて以来、

引退まで20年以上にわたり世界のトップで戦い続け、

日本のモーグルシーンを盛り上げてこられた上村愛子さん。

子ども時代のことや、

現在のモーグルとの関わりのことなどもお聞きしました。

 

★今回の対談は、上村さんのいらっしゃる東京と

広島にある「Wood Egg お好み焼館」を

“ほっと”なオンラインで結んだ特別編として

お届けします。

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日ごろからバランスよく食べることを心がけている上村さんですが、

最も大切にしているのは「楽しく、おいしく食べること」。

選手時代には、時に

「あれも食べなきゃ、これも食べなきゃ」

と感じてしまうこともあったそうですが、

「やはり楽しいね、おいしいねという気持ちがないと、

いくら良い栄養でもちゃんと体に取り込めないような気がします」

と話してくださいました。

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兵庫県伊丹市出身。

3歳で長野県白馬村に転居しスキーに親しんで育つ。

モーグルを始めて4年目の1998年に長野五輪に出場し、

その後は常にメダルを期待されるように。

ワールドカップ年間優勝、世界選手権ダブル優勝、

五輪5大会連続入賞などの成績を残し、2014年に引退。

フリースタイルスキーの普及や後進の育成に力を注ぐ。

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 ●雪山が大好きだった子ども時代

上村さんが育ったのは、

今や世界に知られるウィンタースポーツのメッカである

長野県の白馬村。

幼い頃から雪山が大好きで、冬は毎日のように雪の中で

遊んでいたそうです。

「母からよく聞かされているのが、“かかとが地に着かない子だった”

という話。とにかくよく動き、保育園のお昼寝の時間も、

寝ているより園庭に飛び出していくような子どもでした(笑)」。

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 ●モーグルは自分の居場所

競技人口が比較的少ない日本のモーグルチームは、

選手・関係者同士の距離がとても近いのだとか。

「そのファミリーっぽい雰囲気も心地よく、

私の居場所だなと思えます。20代のころから、

いつか引退することを考えるだけで涙が出ていたくらいモーグルも、

仲間たちも大好きです」。

今も選手と交流したりアドバイスしたりする機会が多い上村さんは、

「私の経験が役に立つならなんでも伝えたいし、

私自身も関わり続けられることが嬉しいです」と話します。

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 ●広島のお好み焼づくりにも挑戦したい

ご両親が関西出身のため、お好み焼やたこ焼は身近な存在で、

よく作って食べていたそうです。

「広島のお好み焼にも挑戦しようと思って、

お祭りの屋台で作り方をずっと観察していたことがあるんです」

とのこと。

「材料を重ねてひっくり返すところがドキドキですが、

やってみたいです!」と楽しそうに話してくださいました。

ミュージアムもある広島の弊社施設「Wood Eggお好み焼館」にも

興味をもってくださった上村さん。

今回の対談はオンラインで

直接お会いすることができませんでしたが、

いつか広島にお越しいただけることを一同楽しみにしています!

(編集部)

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