季刊誌『ほっとおたふく』vol.7の「お好み談×談」ゲストは、
漫画家の新久千映さん。
新久さん行きつけの広島市の居酒屋で、
おすすめ料理を囲みながら和やかな歓談となりました。
漫画創作のポイントや普段の食生活など、
ざっくばらんに教えていただきました。
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1980年、広島県生まれ。
幼い頃から漫画を描くことが好きで漫画家を目指す。
2006年『コミックバンチ』増刊号(新潮社)にてデビュー。
2011年、『ワカコ酒』(徳間書店)を連載、
同年に広島へ拠点を移し創作活動を続けている。
同作はアニメ化、ドラマ化され、地元広島のご当地グルメを描いた
『新久千映のまんぷく広島』も好評。
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●幼い頃に描いていたのは・・・
幼稚園の頃から漫画を描いていた新久さん。
絵本以外にも、お姉さんとともに当時読んでいたテニス漫画をまねて描いていたそうです。
●プロットやネームが勝負の分かれ目
「作画前にプロットを作るのですが、それがきちんとできるまでは、
まだ漫画ができてない感覚があります」と新久さん。
作画する前、プロットやネーム(コマ割りやセリフなどを大まかに記したもの)
を担当編集者に見せる際に、1回でOKが出ると、
「これは大丈夫」と自信になるそうです。
●家でのおつまみは野菜がメイン
新久さんの得意料理は、お酒によく合うきのこのアヒージョ。
特に、お酒と料理のマッチングに大きなこだわりはないそうですが、
家で飲むときは野菜中心のおつまみを用意されるそうです。
朝や昼にしっかり食べて、
夜は野菜とお酒少々とバランスのよい食事を心掛けているそうです。
●好きなのは、ほっと落ち着けるお店
お店を選ぶときにも傾向があると語る新久さん。
最近できたようなおしゃれなお店だとどうしても緊張してしまうので、
何年も続くような居酒屋に行くことが多くなるのだとか。
暖簾をくぐり中に入るとおじいさんかおばあさんが一人で対応している、
そんなお店にホッとするのだそうです。
今回の対談場所となった行きつけのお店も居酒屋さん。
クラッカーが珍しいポテトサラダは、
「どこにでもあるから個性がわかるメニュー」
と話される新久さんおすすめの食べ方でいただきました。
(編集部)