「お好み談×談」vol.1のゲストは、
柿沢安耶さん(パティスリー ポタジエ オーナーパティシエール)。
「野菜スイーツ」という新しい食文化のフィールドへ挑戦する思いや発想を伺いました。
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プロフィール/「パティスリー ポタジエ」オーナーパティシエール、
「ポタジエ ガーデン(台湾)」料理総監。1977年生まれ。学習院大学卒業。
2006年、世界初の野菜スイーツ専門店「パティスリー ポタジエ」を東京・中目黒に開店。
野菜の新しい食べ方や可能性を提案するパティシエールとして注目を集める。
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●2人は大学の先輩と後輩
柿沢さんと佐々木は、実は同じ学習院大学を卒業した先輩後輩の間柄です。
対談は、その学習院大学の話題から始まりました。
豊島区目白にある学習院大学キャンパスについて、OBOGで組織する同窓会についてなど、共通の話題もたくさん。
柿沢さんは、大学時代、フランス文学者の篠沢秀夫教授のゼミに所属していたそうで、
ミシュランガイドブックをテキストに使った当時の授業の様子も教えていただきました。
●靴にも大好きな野菜
この日の柿沢さんは、新しくなったという赤が印象的な制服でした。
履かれている靴に目を移すと、そこにも野菜がいっぱい!
トマト、ラディッシュ、れんこん、アスパラガスなど、靴全体がさまざまな野菜で彩られています。
かかと部分も左右で色が違うなど遊び心満載。スリッポンタイプで、厨房での着脱も簡単です。
実は、こちらは柿沢さんデザインによるもの。
靴だけではなく、店内も、野菜をモチーフにしたデザインがあふれていました。
●広がる野菜の可能性
店内は、ショーケースにある野菜の色を生かしたカラフルなケーキの他にも焼菓子などが豊富。
見ているだけで心躍る空間でした。
日本各地の農産物とコラボしたスイーツや食品も置かれ、中には仙台の大豆「仙大豆」を100%使った「ソイパスタ」も。
一般的な小麦を使用したパスタに比べ糖質が低く、逆にたんぱく質や食物繊維は豊富なため、
食事制限をされている方にもおすすめのようです。
他にも、秋田の青豆を使った「青豆のドラジェ」など、既存の野菜に付加価値をつけて魅力的な商品に仕立てられています。
対談終了後は、皆わくわくしながらお土産を購入していました。(編集部)
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