季刊誌『ほっとおたふく』vol.10 のゲストは、
世界を股にかけ活躍されている、オリンピアンの竹内智香さん。
アスリートとして活躍される傍ら、
トリノ五輪メダリストのショッホ兄弟とともにスノーボードブランドの開発に携わられたり、
地元の北海道東川町などで子どもたちを対象としたスノーボード教室を開催されたり、
精力的に幅の広い活動を続けられているそのバイタリティの源や、考え方、食べ物に対するこだわりなど、
貴重なお話を伺いました。
1983年生まれ。北海道旭川市出身。スノーボード アルペン日本代表。
ソルトレイクシティ、トリノ、バンクーバーと冬季五輪に出場し、2012年にはワールドカップで優勝。
ソチ五輪では日本人女性スノーボード選手で初のメダルとなる銀メダルを獲得。
2018年、平昌五輪では5度目の出場を果たし5位に入賞した。
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●きっかけは父の教え
五輪を目指したきっかけは、お父さまの教えによるところが大きいのだそう。
竹内家の3人の子どもたちに
「将来の選択肢として、実業家か、実家を継ぐか、五輪選手のいずれかになるように」
と言われていたそうで、2人のお兄さんは、長兄は建築設計士として実業家に。
次兄は家業を継いで旅館の料理長に。竹内智香さんは自然と五輪を目指すように。
「スノーボードの選手」よりも「五輪に出る」という夢の方が先に決まっていたのだそうです。
写真は竹内さんが4歳のころ行った北海道のスキー場でのプライベートショット。
左写真の男性がお父さんで、女の子が竹内さん。
右写真、幼少の竹内さんの後ろはお兄さん(次男)です。
●オタフクソースにやみつき?!
広島のWood Eggaお好み焼館で行った今回の対談。
ショールームも見学されました。
「ソースにもいろんな味が出ているんですね」と話されながら、
商品棚に並ぶ商品パッケージを見つめる竹内さん。
1食分タイプのソースを持って「これなら遠征に持って行けそう」と
目を輝かせていらっしゃいました。
1年の半分を海外で過ごす竹内さん。
スイスに行ったころは「とにかく日本を出たい!」と、強く思うこともありましたが、
今はヨーロッパに遠征すると早く日本に帰りたくなるのだそう。
帰国後すぐに、東京のお店に広島お好み焼を食べに行かれることもあるぐらい、
オタフクお好みソースがお好きなようです。
●お好み焼を前にすてきな笑顔
お好み焼が大好きと話す竹内さん。
いつもトッピングは餅・チーズということでしたが、
チーズをお好み焼の上にのせるのははじめてとのこと
(いつもは餅とともに中に入れる)。
とろっとろのチーズを見てうれしそうな竹内さん。
「おいしそー」と、ご自身のスマートフォンでもお好み焼を撮影されていました。
●広島とつながり
広島とは何かと縁のある竹内さん。
親戚の住む広島県北広島町のスノーボードイベントでは企画運営に携わったり、
広島県知事に直訴して初代「ひろしま観光大使」に就任したり。
さらに所属先が広島の企業ということもあり、広島とのつながりはますます広く、深くなっているそうです。
出身地の北海道、トレーニング拠点のスイス、所属先の広島。
行く先々で素晴らしい人々と出会い、応援してもらっていることに感謝しているという竹内さん。
「まずは自分ががんばることが恩返し」と、明るく前向きな笑顔で話してくださいました。
(編集部)