2023年7月 1日 (土)

VOL.30 アーティスト 清川あさみさん

今回のゲストは、20年以上にわたり

創作活動を続けられている清川あさみさん。

衣装、映像、広告などの分野でも活躍され、

家庭では2児の母でもあります。

忙しい毎日においても、努力を惜しまず

前進される清川さんに、さまざまな仕事への向き合い方

などを教えていただきました。

30「食べることがその人の個性をつくる。

日々、口にする1つ1つの食が

その人を形成していると思うから」との思いを込めて、

言葉を記した清川さん。

ものづくりを始めてから改めて「体力は必須」と気づき、

睡眠と食べることを大切に過ごしているそう。

アーティストという職業から、

オシャレな創作料理などを好むイメージを

持たれることが多いけれど、

実はシンプルでヘルシーな料理が好きとのこと。

シンプルなことが、清川さんの

パワフルな創作活動の日々を支えているようです。

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兵庫県出身。

文化服装学院在学中にモデルとして活躍し、

2000年代に創作活動を始め、「美女採集」シリーズなどの

代表作が注目を集める。絵本の制作や、広告、映像、

衣装、空間デザインといったクリエイティブも手掛け、

2020年に南あわじ市地域魅力プロデューサー、

22年に大阪芸術大学客員教授に就任。

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 ●学生の“はみ出す力”を期待

大阪芸術大学の客員教授も務められ、

「学生たちには“はみ出す力”をつけてほしい」と、

指導するに対するお考えを教えてくださいました。

授業では、まず学生たちが「自分は何ができるか」を

プレゼンでアピール。

その内容に応じて各々の力を発揮できるプロジェクトに

参加させ、各界のプロフェッショナルと共に

仕事をする機会を創出していくそうです。

「教室だけが授業の場ではない」ことを重んじる

清川さんの授業は、学生たちにも好評なようです。

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 ●伝統文化を次世代に伝えていきたい

「その地に根付き、受け継がれてきた文化を

エンターテインメントとして楽しめる形にして提供する

ことで、その魅力に気付くきっかけをつくり出したい」

と清川さん。

淡路人形浄瑠璃の再生プロジェクトを手掛け、

多くの関心を集められました。

他にも、最果タヒさんとの共著『千年後の百人一首』

では、百人一首に込められたさまざまな思いを

現代風の言葉と清川さんの刺繍で描かれ、若者にヒット。

さらに今年は、糸で操る人形が繰り広げる、

新しい能のプロデュースに挑戦されました。

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 ●アイデアが生まれる移動時間

「自宅で仕事をしているので、

出張などで家を離れて一人きりになれる移動時間は、

貴重で贅沢なひととき」。

飛行機より新幹線がお好きで、その理由は

乗車したら目的地まで座席で静かに過ごせるから。

移動中は本を読んだり、車窓から風景を眺めたり。

仕事に家庭にと忙しくされている清川さんにとって、

創作のアイデアが生まれる時間でもあるそうです。

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(編集部)